平成27年度 西環境事業所太陽熱利用システム導入事業
再生可能エネルギー設備
- (熱供給)太陽熱 [25 kW]
設備の概要
災害時に大量に発生するごみやがれき等を早期に滞りなく収集運搬しなければならない環境事業所では、被災時は昼夜を問わない復旧作業が想定され、作業員の衛生状態を保つ必要があります。また、赤ちゃん連れの避難者など、お湯を必要とする人々のためにも、被災時の給湯を考える必要があります。
本施設へは、太陽熱集熱器50m2と貯湯槽3.を導入します。
- CO2削減効果(見込み)
- 7.198 [t-CO2/年]
- 総事業費
- 21,478,000 円
- 補助金額
- 17,039,000 円
- 完成年月
- 平成28年1月
施設の概要
- (名称)
- 西環境事業所
- (分類)
- 清掃施設
- (役割・機能)
-
名古屋市地域防災計画で定める地域防災活動拠点の1つで、ごみ・し尿・がれきの収集運搬等清掃活動を行っています。本市16区の各区にある施設で、既にさまざまな手法で3事業所へ被災時の温水確保を行っています。
本件補助事業では、温水設備が未整備の市西部への設備導入を行い、市内4方面で温水確保ができるよう、災害対応力を強化しました。 - (所在地)
- 愛知県名古屋市西区南堀越2-4-70
再生可能エネルギー等導入による地域づくりの取り組み状況
本設備を導入した事業所は、既に太陽光発電設備や屋上緑化も行っている再生可能エネルギーを積極的に取り入れた事業所です。その様子は航空写真などでも把握できるため、設置している設備を表示し、来庁者へ説明してまいります。また、被災時にはお湯を確保できることから、その情報を広報してまいります。
事業を行うにあたって工夫した点
本事業所では空調にもガスを用いていますが、空調用と一般用という形で数量を把握していることから、太陽熱利用設備による効果を把握しやすくなっています。また、既設の受水槽は6.のものでしたが、太陽熱利用設備の性能を最大限発揮できるように3.のものに換えました。これにより節水も意識した給湯を心がける必要が生じたため、ガス使用量のみならず、水道使用量の削減にもつながることを期待しています。