平成27年度 当別町総合体育館災害対応型再生可能エネルギー等導入事業

再生可能エネルギー設備

  • (発電)太陽光  [45.6 kW]
  • (熱供給)バイオマス  [406.9 kW]
  • (省エネ等)高効率照明(街路灯含む)  [8.7 kW]

設備の概要

電力確保用の太陽光発電システム:45.6kW
通常時及び災害(電力遮断)時に活用できる蓄電池システム:84.4kWh
地域資源の循環を目的とした木質ペレットボイラー:350,000kcal/h
施設の消費電力を軽減するためのLED照明:150w×58灯

CO2削減効果(見込み)
156.977 [t-CO2/年]
総事業費
157,464,000 円
補助金額
146,640,000 円
完成年月
平成28年2月

施設の概要

(名称)
当別町総合体育館
(分類)
体育館等スポーツ施設 
(役割・機能)
 災害時における避難所として町内最大級の収容人数(707人)を確保でき、災害対策本部設置場所となるの可能性がある施設である。
 通常時においては、総合体育施設として一般利用のほか、スポーツサークル活動、学校部活動、各種スポーツ大会が催されるなど町内外から利用も多く、また、選挙時の開票所や成人式等が行われるなどの活用がなされている。
(所在地)
北海道石狩郡当別町白樺町2792番地

再生可能エネルギー等導入による地域づくりの取り組み状況

●当別町コミュニティバスについて、特徴的な次の2点を実施している。
①地域で回収している廃食油をBDFとして活用。
②バス事業者と行政による共同体(コンソーシアム)を設立し、太陽光発電施設を設置。売電収入による事業経費及び環境負荷軽減等の運用を実施。
●豊かな山林資源を活用するため、木質バイオマスの地域循環可能性調査事業を実施。
●地中熱温度の高い地域において、地中熱ヒートポンプとLEDを活用した農業活性化事業を実施。また、国土交通省北海道開発局主催の「地中熱を活用した地域づくりプラン」モデル地域として、検討会を組成しプラン策定を行った。

事業を行うにあたって工夫した点

 本事業は、太陽光発電、蓄電池、木質ペレットボイラー等のシステム構築が多岐にわたっており、これらの連携・連動を効率的かつ効果的に行う必要があることから、民間の有する高度で専門的な知見・技術を導入した設計のもとに、一貫した施工を行うべく公募型プロポーザル方式により受注者を選定し実施した。その結果、特別豪雪地帯である当町において冬期の影響も考慮した太陽光モジュールの施設壁面設置や、通常時と非常時の供給バランスを踏まえた蓄電池システムの構築等がなされた。

担当窓口

当別町 企画部プロジェクト推進室
電話:0133-23-3767
E-MAIL:energy@town.tobetsu.hokkaido.jp

年次報告※初年度は、設備の導入を実施した年度となるため、稼働時間がたいへん短くなっている場合があります。

平成27年度

削減量
15.052 [t-CO2/年]
導入効果
 太陽光発電システム、蓄電池システム(ピークカット)、LED照明の導入により使用電力量及び電気料金が、木質ペレットボイラーの導入によりA重油使用量の低減が図られ、CO2の削減へと繋がっている。また、単独事業として導入した65インチモニターに発電量、CO2削減量、蓄電池残量等のほか、「再エネ使用中」等の表示を行い、来館者にPRを行っている。
 今後、教育委員会等と連携しながら、再エネの活用における環境教育及び啓蒙啓発活動や、木質バイオマスへの需要喚起による地域循環の一端を担う森林業の活性化(新たな雇用の創出等含む)が期待される。