平成27年度 旧竹田小学校校舎等利活用改修バイオマスボイラー設備導入事業
再生可能エネルギー設備

- (熱供給)バイオマス [92.1 kW]
設備の概要
導入した設備は、木質ペレット焚バイオマスボイラーです。本設備の特徴は、木質ペレットを焚いて発生した熱エネルギーを利用して冷温水をつくり冷房および暖房として使用できることです。導入したボイラー数は1台で、約600m2の面積の空調をまかなっています。
- CO2削減効果(見込み)
- 23.829 [t-CO2/年]
- 総事業費
- 円
- 補助金額
- 27,958,000 円
- 完成年月
- 平成28年2月
施設の概要
- (名称)
- 坂井市竹田農山村交流センター
- (分類)
- その他
- (役割・機能)
- 設備導入施設は、廃校となった小学校の校舎を改修した体験型宿泊施設で、防災計画上の避難所に指定されています。施設の立地する地区は高齢化および過疎化が進行する中山間地域で、平時の設備稼働はもとより災害時には孤立する恐れがあることから生命を守るための熱供給としての利用も想定しています。避難時の収容可能人数は地区全体の人口に相当する約400人です。
- (所在地)
- 福井県坂井市丸岡町山口60番8
再生可能エネルギー等導入による地域づくりの取り組み状況
設備導入施設は中山間地域に立地していることから周辺にはボイラーを稼働させるための木質バイオマスが豊富に存在しており、この資源を活用することで木材の地産地消や施設利用者への環境教育の教材等として有効利用していきます。
事業を行うにあたって工夫した点
設備導入地区は、豪雪地帯であるため冬場の施設稼働率は、夏場に比べて減少することが想定されます。館内の空調設備のすべてをバイオマスボイラーに頼ると効率性の面で不利となるため、電気空調を併設しました。利用率が高いスペースと低いスペースの棲み分けを明確にし空調設備を切り替えて使用することで、より効率的な環境配慮型施設となるよう工夫しました。