平成27年度 真庭市再生可能エネルギー等導入事業(天津・川東こども園)
再生可能エネルギー設備
- (発電)太陽光 [10 kW]
- (熱供給)太陽熱 [119.7 kW]
- (省エネ等)高効率照明(街路灯含む) [1.2 kW]
設備の概要
太陽光発電システム 10.0kW
太陽熱集熱空調設備 430MJ/日
リチウムイオン電池 16.2kWh
LED照明 1,191W
- CO2削減効果(見込み)
- 20.25 [t-CO2/年]
- 総事業費
- 82,728,000 円
- 補助金額
- 67,324,000 円
- 完成年月
- 平成28年3月
施設の概要
- (名称)
- 天の川こども園
- (分類)
- 学校等文教施設
- (役割・機能)
-
当該施設周辺は、平坦な地形で山が近くになく、土砂災害による危険性が無いため避難場所に適している。
大規模災害時に電力の供給が遮断された際、避難者の生活環境を確保するため、太陽光発電パネルと蓄電池、及び太陽熱を利用した空調設備を設置し、自立可能な施設とする。 - (所在地)
- 岡山県真庭市野川797番地
再生可能エネルギー等導入による地域づくりの取り組み状況
当市は、古くから林業・木材産業を主産業として発達し、製材工程等から発生する副産物(木質バイオマス)を有効活用したエネルギー利用(熱・電気等)が民間企業を中心に取り組まれてきた。平成17年の市町村合併を契機に国から「バイオマスタウン」の認定(平成17年4月)を受け、地域企業・行政等の密接な連携のもと、地域における木質バイオマス燃料の効率的収集・運搬、エネルギー転換・利用のトータルシステムの実証実験を行った。また、バイオマス資源の安定供給を図るための拠点「真庭バイオマス集積基地」が平成20年に整備され、バイオマス資源を「買い取る」仕組みを構築することで資源に価値が生まれ、これまで山に放置され、あまり利用されなかった林地残材も含めた、バイオマス資源を有効活用する地域基盤が整備された。これらの成果として、当市の木質バイオマスエネルギー自給率は11.6%(平成24年度調査)と他自治体に比べ高い数値を示している。
次の展開として、平成26年3月に国から「バイオマス産業都市」の認定を受け、これまでの地域基盤をベースに、バイオマス発電事業やバイオマスリファイナリー事業等4つの主要事業に取り組み、地域の活性化・自立化を図っていく。
事業を行うにあたって工夫した点
こども園施設に再生可能エネルギー活用設備を設置することにより、低年齢児である園児が体感的に環境教育にふれることができる。
また、園児・イベント・地域活動等を通して、保護者・地域の方々へも環境問題に関心を持っていただき、低炭素社会へ向けた取り組みを推進することができる。